Roccachan's Blog

とある田舎の医大に通う医者の卵です。頭が弱いので日々の苦労や奮闘について書いていこうと思います。

耳鼻咽喉科

こんにちは。Roccaです。

先日行われた脳外の再試ですが、無事受かっておりました。

再試験通らなかった人はレポート提出があるそうですが

受かってたのでとりあえずホッとしました。ε-(´∀`; )

でも二度とこんなヒヤヒヤしながら試験は受けたくないです 笑

それも束の間、明日は耳鼻咽喉科の試験があるので

こちらもクリアしていきたいと思います!!!

 

耳鼻咽喉科は記述6問と臨床実地問題MCQがいくつか

出題されるみたいなので、記述は書けるように頑張ります。

 

 

  1. メニエール病に関する疫学、病態、症状、検査所見

メニエール病は反復するめまい発作に、難聴・耳鳴りなどの蝸牛症状を随伴する疾患。

30〜50歳代に好発する。

何らかの免疫異常や血管障害、内リンパ囊の低形成により、

内リンパ囊での内リンパの吸収障害が生じ、内リンパ水腫をきたす。

初期は耳閉塞感と低音域の感音難聴、悪心、嘔吐が生じる。

これらの症状を繰り返しながら、難聴は高音域にも及ぶようになる。

オージオグラムにて、低音障害型の感音難聴を認める。また平衡機能検査にて水平回旋性眼振が見られる。グリセロールテストでは補充現象陽性を認める。

 

 2.    中枢性めまいと末梢性めまいの鑑別について

 

末梢性めまいでは、障害部位は内耳や前庭神経である。程度は強く、数分〜数週間持続

する。眼振は方向性・左右差があり、水平性・回旋性である。

凝視による眼振の抑制が見られ、脳幹・小脳症状はない。

一方中枢性めまいでは、障害部位は脳幹や小脳である。程度は弱く、慢性的に持続する。眼振は方向性・左右差がなく、水平・垂直性である。

凝視による眼振の抑制はなく、脳幹・小脳症状が見られる。

 

  

 3.   recurrent nerve palsyの症状と原因となる疾患

 

動脈瘤や食道癌、縦隔腫瘍、頸部や胸腔内手術時の損傷などが原因で発症する。

片側の場合、正門が副正中位で固定し、発声時に健側が過内転し、嗄声を呈するが呼吸困難は見られない。

一方両側の場合、声門が正中位で固定することが多く、呼吸困難をもたらす。

 

 

 4.    末梢顔面神経麻痺を起こす疾患、診断

 

Bell麻痺は急性発症する顔面神経の末梢性麻痺。片側の兎眼、聴覚過敏などが見られる。近年は単純ヘルペスウイルスの再活性化が原因で起こると考えられている。

Ramsay-Hunt症候群は、顔面神経の膝神経節に潜伏している水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化により生じる末梢性顔面神経麻痺。

診断について、神経興奮性検査やENoGなどの電気診断法が有用である。ENoGでは、顔面神経本幹を電気刺激し、表面電極により表情筋から筋電位を記録し、麻痺側と健側を比較する。

 

  5.  嚥下の仕組みについて

 

口腔期にて、舌が前方から挙上し後方に向かって圧することで食塊を後方へ移動させると、舌根部が下がり、傾斜がついてて食塊が咽頭へ流れる。

次に咽頭期にて、食塊が軟口蓋、舌根部、咽頭粘膜に触れることにより、嚥下反射が誘発され、鼻咽腔閉鎖、喉頭口閉鎖、食道入口部の開大が起こる。同時に咽頭収縮筋の働きにより、食塊が食道へ送り込まれる。

最後に食道期にて括約筋が収縮することで食道が閉鎖し、逆流を防止するほか、蠕動運動と重力によって食塊を胃へ送る。

嚥下困難を引き起こす疾患は、急性喉頭蓋炎や重症筋無力症、扁桃炎などが挙げられる。

 

  6.    急性中耳炎の起炎菌、難治化の原因

 

急性中耳炎の起炎菌は、頻度の多い順に肺炎球菌、インフルエンザ桿菌、モラクセラ・カタラーリスが挙げられる。難治化の原因については、起炎菌の薬剤耐性化や、低年齢児及び反復性中耳炎患児が持つ起炎菌に対する得意的免疫能の低下、さらに薬剤耐性菌が保育園もしくは兄弟間で伝播しやすいことなどが挙げられる。

 

 

とりあえず以上の6つは書けるように頑張ります!

では、また!